セスキ活用法〜安全、安心、お掃除やお洗濯で大活躍!

最近大分目にするようになった「セスキ炭酸ソーダ」、略して「セスキ」。

物質としては炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムが混ざったものだそうです。

僕はハウスクリーニングの仕事をする時にもメッチャ活用しています。

重曹やクエン酸とある種同じ感じの、ナチュラルお掃除では欠かせないものです。

家では洗濯の時にも大活躍!

ホームセンターやドラッグストアで売っています。500gで300円前後とか。

重曹とかと同じように白い粉。

水と一緒に直接汚れに振りかけたり、水に溶かしてスプレーボトルに入れたりして使います。

簡単に言うと、セスキはアルカリ性で、およそ「油」や「脂」に効きます!どちらも「あぶら」。

では具体的な使用方法を。

●セスキをお掃除に活用!まずは初級編。キッチン周りを「セスキ水」で拭く。

まずはセスキの効果をお掃除で一番実感できるのが、キッチン周りのお掃除だと思います。

キッチンの壁や棚、レンジフードの周りなど、とにかく油汚れが付きますよね~~

500ml程度の水なら小さじ1杯とか2杯とかぐらい、セスキの粉を溶かしてスプレーボトルで吹き付けます。ボウルとかに入れて水で溶かして、直接スポンジやタオルなどを付けて使ってもいいです。分量は結構テキトーでも大丈夫!

要は「セスキ水」。

これで拭きます。

壁や棚についた油などがまだ軽いうちは、これでほとんどキレイになります。

壁にもしもこびりついてしまった油などがあったら、セスキ水を付けながら、少し硬めのスポンジなどでこすってみて下さい。100円ショップのダイソーのキッチン用品コーナーで売っている「コゲとりスポンジ」がオススメです!それでも取れないようなら金属製のヘラか、プラスチックのヘラなどで削り落とします。ステンレスのフライ返しとか、プラスチックの物差し、いらないプラスチックのカード(会員カードとか)で削っても大丈夫です。但し、削る場合は壁の材質によって傷が付きやすいものもあるので注意。壁がタイルであれば傷がつくことはまずないので、割と強く削っても大丈夫。最近のキッチンは効果プラスチックみたいなものもありますが割と硬い材質のものもあるので大丈夫なケースが多いですが、念のため気をつけて様子を見ながら削ってみて下さい。

キッチンの棚などは壁に比べて弱い材質のものが多いですから、あまり強くこすらない方がいいですね。様子を見ながら!

しかしこの「セスキ水」、合成洗剤などを一切使わず、実にキレイになります!そしてナチュラル!!エコ!!

合成洗剤のようにお掃除の後に薬剤のイヤな臭いが残ることもないし、特に食べ物を扱うキッチンでは何よりも安全、安心!

セスキ水を使って拭いた後は水拭きをしましょう!

食塩水とかと同じように水に白い粉を溶かして使っている訳なので、良く拭き取らないと乾いた時に白い粉が浮いてきてしまうことがあります。良く拭き取りましょう。

仕上げにウォッカを吹き付けて拭き上げると効果的!!ウォッカのお掃除活用法についてはまた別の機会に書こうと思っていますが、実にピカピカになります!!

セスキをお掃除に活用!プロペラ式換気扇の場合 ~ 中級編

僕は去年引っ越しをしたのですが、住んでいた前の家を出る時に、立つ鳥跡を濁さず、感謝の気持ちを込めて全体的にお掃除!築40年は経っている家だったのでキッチンはプロペラ式換気扇。ここでセスキが大活躍!!

その頃は暫く自分の家の掃除をサボっていたので換気扇には油がベットリ!

やかんにお湯を沸かし、セスキ少々(小さじ1とか2とか)を入れます。

台所用の中性洗剤を一緒に入れても効果的です!

で、これを外した換気扇のプロペラ部分や枠の部分に掛けながらスポンジなどで擦ります。

スポンジ以外にも歯ブラシなども駆使して!

・注意点1

プラスチック製のプロペラ換気扇は、熱湯(100度)を掛けてしまうと熱で少し曲がってしまう場合あり。

なので沸騰させたお湯に少しだけ水を足してちょっとだけ温度を下げてから掛けます。多分60~80℃ぐらいがいいのではと思います。

・ 注意点2

ヤケドに注意!!!

要は「セスキ湯」を掛けながら掃除するということです!!

これで面白いぐらい油が溶けて、楽しくお掃除することが出来ます!

セスキをお掃除に活用!シロッコファンタイプの換気扇やガスコンロでも ~ 中~上級編

現代的なキッチンでは「シロッコファン」というタイプの円筒状のファンになっている場合がほとんどですが、油汚れがまだ軽いうちはこの「セスキ湯」で大概はキレイになります。

まずはフィルターのパネルを外して、「セスキ湯」を掛けながらスポンジなどで擦ります。給湯器で少し熱めのお湯を出して使ってもいいです。セスキとお湯を混ぜながら、フィルターパネルをお掃除していきます。隅っこに油が溜まってしまっている場合には歯ブラシなども活用して汚れを落として下さい。

「セスキ湯」を使うとビックリするぐらい汚れが良く落ちます!市販のキッチン用洗剤を使うよりはるかに簡単に、しかもキレイになります!!

もしも本格的にレンジフードのお掃除をしたいなら、シロッコファン自体を外してお掃除することをオススメします!

シロッコファンの外し方はネットで検索するといろいろと出て来ますから参考にして下さい。

シロッコファンを外すことが出来たら、大きめの鍋にシロッコファンを入れてかぶるぐらいの水を張り、セスキを適当に入れてコンロにかけてしまいます。つまり「セスキ湯」で茹でてしまうのです!!

但し、セスキを入れたお湯は噴きこぼれやすいので火加減に注意。

汚れがひどい場合には一度茹でこぼしてからまた茹で直す。まるでお料理!!笑

僕はハウスクリーニングの現場では、汚れがあまりにひどい場合には1時間ぐらい茹でちゃったりします。

そしてトングなどを使って鍋から取り出したら、ブラシなどで擦って油を落としていくのです。最後に水ですすいで下さいね~。

「セスキ湯」で茹でてしまうという方法は、ガスコンロの五徳などでも使えます。形によっては鍋に入りきらない場合もあると思うので、その時は半分だけ鍋に入れて、途中で上下をひっくり返したりして。汚れの程度にも寄りますが、数十分湯でると、かなり汚れやコゲが取りやすくなります!

コンロの天板などは「セスキ水」や「セスキぬるま湯」とかでお掃除してあげれば大丈夫!汚れのこびりつき具合によってはタオルだけではなく少し硬めのスポンジやブラシなども使ってみて下さい!

セスキをお掃除に活用!お風呂の場合

お風呂の汚れには実はいろんなタイプの汚れが含まれていて、一口でお掃除方法を説明するのは難しいです。

大きく分けると、黒カビ、水垢、人間の体から出た皮脂汚れなど。

ここではセスキを使って皮脂汚れを取るやり方を説明しますね。

人間の体から出た皮脂汚れというのは、その名の通り、「皮膚から出た脂汚れ」です。

「脂」ですからセスキで落とすことが出来ます。

キッチンと同様、「セスキ水」を用意します。スプレーボトルに入れてもいいのですが、お風呂では風呂桶などにセスキの粉末を入れて水で溶かした方が使いやすいと思います。もちろんお湯で溶かせばさらに効果的。

それをスポンジなどに浸けて皮脂汚れがついた部分を擦っていきます。

お風呂の「皮脂汚れ」は、床から大体60cmぐらいまでの高さのところに付きやすいです。要は椅子に座って体を洗った時に汚れが飛び散って壁とかに着くわけです。あとは浴槽。なのでそれらの部分を「セスキ水」で掃除します。お風呂場の皮脂汚れは割と強く擦らないと落ちなかったりするので、少し硬めのスポンジを使うといいです。但しあまり強く擦りすぎると傷になってしまう場合もあるので様子を見ながら!

ここでも、100円ショップのダイソーのキッチン用品のコーナーで売っている「コゲとりスポンジ」を使うと、効果的に汚れをかき出してくれるのでオススメです!プロのお掃除屋さんはみんな使っています!

皮脂汚れを取る時のコツを一つ。

汚れは縦と横、両方の向きで擦ると取れやすいです。炊きたてのご飯を混ぜる時にも、一度縦と横にしゃもじを入れると混ぜやすくなりますよね!汚れも同じ。縦と横、両方向に擦ると汚れが崩れやすくなるのです。やってみて下さい!

セスキを洗濯に活用!

セスキは「皮脂汚れ」にも効くわけなので、お洗濯でも大活躍!!

例えば枕カバーとか下着とか、直接肌に触れる部分には皮脂汚れが付きます。これをセスキでお洗濯!

洗面台のボウルとかお風呂の桶とかに洗濯物を入れ、セスキの粉を振りまき、上から熱湯を掛けます!

そのまま手で触るとヤケドしますから、水を流しながらもみ洗いしすすいでいきます。熱湯の効果と相まって、皮脂汚れがすっきり取れるのです!

この方法はジーンズなどでも有効です!

僕の家には洗濯機がないのでそのまま手で絞って干しておきますが、洗濯機を使っているみなさんなら、脱水にかけてから干したらいいと思います。

まとめ

とにかく「油」や「脂」に効果的なセスキ!!ナチュラルお掃除、お洗濯に大活躍なんです!!

是非活用して見て下さい!!