食品偽装問題/河辺たけひろの『暮らしをもっと不便に!』Vol.67
ちょっと前のネタですが、「食品偽装問題」というのがメディアを賑わしていた時期がありました。
食材の産地を偽装したり、食材の種類を偽装したりしていたというもの。
「芝エビ」と表記していたのに、実は「バナメイエビ」だったとかね!
「自家製ソーセージ」って表記していたのに、実は外部の業者に委託して作らせたものだった、とかね!
一流ホテルやレストランでも、そんな「ウソ」をついていた、というのでなかなかおっきな問題になりました。
ではさて、磯辺で焼いていない「磯辺焼き」はどうなんだろう??(笑)
「偽装じゃーー!!けしからん!!」(笑)
「磯辺焼き」というと、お餅に海苔を巻いて焼いた物、というイメージが強いように思いますが、魚に海苔を巻いて焼いた物、などもあるようです。
要は「海苔を巻いて焼いた物全般」のことをさすみたい。
「磯辺」というのは「磯の辺り」「海の辺り」っていうことですから、
元来は「海の近くで焼いた物」を「磯辺焼き」というワケですな。
では、山の中で海苔を巻いて焼いたらどうなるの??
「磯辺焼き」ではないではないかーー!!(笑)
まぁね、「磯辺で焼いた・・・的な!」っていうことですな(笑)
「マロングラッセ」というと、栗を砂糖漬けにしたお菓子のこと。
みなさんそう思ってますよね。
ウィキペディアにもそう書いてある。
でもね、実はね、「マロン」って、栗のことじゃなかったって、知ってました??
ボクも最近知りました!
「marron(マロン)」とは実は、フランス語で、栗とよく似た「トチの実」のことを差すのだとか。
つまり「トチの実」を装って、「栗の実」を使っているということ!!
「偽装じゃーー!!けしからん!!」(笑)
まぁね、「トチの実・・・的な!」っていうことなんですね!(笑)
当時、ネットの記事でウケたのが、
看板に「おふくろの味」と書いてあるのに、実はおじさんが作っていた、っていうヤツ。
「偽装じゃーー!!」(笑)
これもね、「おふくろの味・・・的な!!」ってことですなw
食べ物ではないけど、こんなものもあります。
「スエード」。
革製品で、表面をサンドペーパーなどで表面の光沢を削り落として、マットな感じ、ちょっとふわふわした感じに仕上げたりする技法。
どうやら最初は、スウェーデンで発祥した物らしく、
「スウェーデンで作られた革製品・・・的な」ということで、「スウェーデン」がなまって「スエード」と呼ばれるようになったのだとか。」
「偽装じゃーー!!けしからん!!」(笑)
「瀬戸もの」。
これは愛知県瀬戸市が発祥で、その名の通り、その土地の名前から来ているらしい。
瀬戸市では焼き物を作るのに最適な、良質な粘土が取れたらしい。
でもね、瀬戸市以外で作られているものも「瀬戸もの」と言うわけです。
「偽装じゃーー!!けしからん!!」(笑)
海外では、漆塗りの漆器を「Japan」と呼ぶことがあるっていうの、聞いたことありません??
15世紀の南蛮貿易の時に、ヨーロッパに輸出された漆器が「Japan」と呼ばれていたという説があるらしく、その名残なんだそうです。
絶対に、日本で作られた物ではない、似たような漆塗りの器を「Japan」と呼んでいたりするハズ!
「ジャパンじゃねーじゃん!!偽装じゃーー!!けしからん!!」(笑)
いやいや、「ジャパン・・・的な!」ってことなんですw
このテのものって、多分挙げたらキリがないんじゃないかな!
ウソをついていた一流ホテルやレストランを擁護しているのではありません。
でもね、そんなことをいちいちわーわー騒いでいる人間社会って、なかなかオモシロい(笑)。
まぁ一流ホテルの人達も、メニューに最初っからそう書いとけば良かったんだよね!
「自家製的なソーセージ」とかって(笑)。
たまたま「社会問題」になっちゃったワケだけど、
もしもそのまま数百年とか経ってたら、バナメイエビを芝エビと呼ぶのとか、定着してたかもねー(笑)
漢字の表記の仕方や、読み方等も、間違ったものが時代とともにだんだん定着して、それが正しいみたいになることってよくあるじゃないですかー。
まぁそんなもんなんですよ(^^)
芝エビでもバナメイエビでも、自家製でも外部委託でも、
目くじら立てずに美味しく戴きましょう!!(^^)/
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